建築の記憶
先週、新宿で開かれた知り合いの写真家の方の写真展を見に行きました。
『同潤会清砂通りアパート-完結編』
同潤会アパートメント。それは、私の建築の原点にしたいと思う集合住宅です。この肌身で感じた感動があります。暮らすことと密接な関係をもつ建築、「住居」。その中でもこのアパートは、お金でも広さでも高さでもない、そこでの「生活」が建物の魅力と捉えられている貴重な事例です。
写真家の方は、そのアパートに住みながら撮影を続けてきました。もう建替えられてしまったけれど、こうして写真として記録に残り、人々の思い出に残り、魅力を他のたくさんの人に伝える機会がある建築は、ごく少数。幸せ者のアパートメントです*
以前「建築の記憶」という庭園美術館で行なわれた写真展もみたけれど、それとはちょっと異なって、建物を使う人の視点で撮影されています。だから、素直に記憶に残る写真たちばかり。ファイリングされた数多くの居住者の笑顔を見ていて、なんだか胸がいっぱいになりました。
私はこの1年間、このアパートたちと真剣に向き合うことになりそう。
現存していないから、「記憶」と「写真」にしか情報はない。けれど、きっと得られるものは大きいと信じて、自分なりに論文としてまとめていこうと思います。
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写真は、昨年研究室で作成したこのアパートの模型。ピカピカだけど、当時のヒューーマンスケールのかっこよさが漂う模型ができてお気に入りです。とある研究所に永久保存されることになって嬉しい限り。
興味を持った方はぜひ*
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